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何者を読んだ感想とネタバレ!SNS依存の大学生の闇と就活の怖さ!

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朝井リョウ「何者」を読んだ感想!SNS依存の大学生の就活とは?

私がこの本を読んで思ったのは主に2つ、一つは就職活動のこと。私が就職活動をしたのはもう20年も前のことなので、この本を読んで現在の就職活動とはこんな風になっているのかと本当に驚いた。

ESは私の時もあったが、テストは会場で個人の能力を確かめるものだった。現在はパソコンを使い、友人と協力して解くという形式だという。

つまり、人間関係力が試される世の中になったという事だ。

SNSが若者の間で不可欠なのはわざわざ言うまでもなく、便利なのはもちろんだが本音はどこにあるのか?表面的な薄いつながりばかりで相手の顔の見えにくい世界で一体何を信じたらいいのか?

匿名で簡単に複数もアカウントを作れるとまでなると分からなくなってしまう。私がもし今、大学生でSNSを使えると仮定する。

使わなければならなかったとしたら一体どういう友達付き合いをしていたのだろう?と考えてしまった。想像は所詮想像に過ぎずやはり実感がわかない。

twitterでのつぶやきは勿論、裏アカまで作って自分を保とうとした拓人の気持ちが全く理解できず、ただ、現代の若者は大変なのだな・・の一言に尽きた。

裏アカを作ってそこで本音を吐き出さなければならない部分はまさに”闇”そのもの。大学生のもっと明るいさわやかな青春ストーリーを期待していたが全く違い怖さを感じた。

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就職活動を友達と一緒にやるのはどうなの?

”意識高い系女子”は新しい言い方だが、小早川のような女の子は昔もいたような気がするし、宮本のように何もしないのに意見してきた男も見たことはあるので、読んでいて妙にイライラしてしまった。

しかし、友達と就職活動をしていると、嫌でも内定が出たとか、どこまで進んだとか話を聞かなければならないのだから、焦るし比較するしストレスがたまっていくのは目に見えると思うのは私だけだろうか?

普通はこういったときは、例え恋人同士でさえこういう話はせず、個々に進めると思う。この作品はあまり現実的でないような気もする。

万が一こういった仲良しグループで逐一報告し合って就職活動をする、ということになったとすると、今の世の中では全世界に思ったことを発信し、しかも直接相手には言わないというよく分からないやり方をする。これではいつか爆発するに決まっている。

よってtwitterはやるならやるでいいけれど、こういう使い方はしないほうがいいということの見本のようなものだと思った。SNSをやればやるほど怖さを感じるのだが若い世代はそうでもないのかな?

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実は拓人は就職浪人だった?

最後、実は拓人は就職浪人だったことが読者にわかり、最後の面接では本来の自分の姿でチャレンジするといった形で終わる。是非このまま内定をもらってほしいが、そこまでは書いてくれていない。

裏アカの存在を知った理香は他の人にそのことを言うのか?それこそつぶやくのか?ということも書かれていない。

私の希望的観測では、無事内定をもらい、拓人は裏アカのことを自分から皆にばらして謝罪し、皆も「いいよ、許すよ」で友情が深まり、

理香も「仕方ないわね~」でめでたしめでたしで一件落着という風になってもらいたい。やはりハッピーエンドがいいかなと思います。

ただ登場人物それぞれに”闇”を抱えています、SNSを通して人間の二面性というか裏の部分を感じるのでそう簡単に”お手てつないでみんなで仲良く”ってきれい事ではすまないのかな?とも思います。

拓人がどうなったのか?「何者」になったのか・・知りたいような、知りたくないような。消化不良な後味の悪さが残りました。

ただ読み手により見方は変わってくるのではと思います。機会があればぜひ読んで見て下さいね。何者 (新潮文庫) [ 朝井リョウ ]

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「何者」映画は豪華キャスト!

「何者」は2016年10月15日に映画が公開されています。キャストは豪華です!

拓人・・・佐藤健

瑞月・・・有村架純

理香・・・二階道ふみ

光太郎・・菅田将暉

隆良・・・岡田将生

今も活躍中の俳優さんが勢いしてます。DVDも発売されてますので良かったら1度観てみて下さいね。

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