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ちいさなちいさな王様を読んだ感想!小さくなるほど自由の意味が深い

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ちいさなちいさな王様を読んだ感想

アクセル・ハッケ(著)ミヒャエル・ソーヴァ(イラスト)ドイツの小説を翻訳したものになります。30万部のベストセラー作品。

ページとしては100ちょっとのもので、間には綺麗な挿絵も入ってて非常に読みやすい作品となってます。買ったのが10年以上前のものなりますが、今でもお気に入りの作品です。

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とってもちいさな王様。

登場人物は語り部の「僕」とタイトルにも出ている「王様」。ある日知り合った2人が自分たちの世界を話し合うことで物語が進められていきます。

この王様は身体としては僕と比べると人差し指程の大きさとのこと。思わず自分の人差し指を確認しちゃいました・・・うーん、ちいさい。

表紙には王様の姿が描かれているのですが、威厳のある立ち姿の背後にはマグカップ。
いかにその身体が小さいのか、よく分かります。

あのドイツで有名なグミをもしゃもしゃと食べたり、寝床に持っていく王様の姿が描写されるのですが、途中であのグミ食べたくなっちゃいました。

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小さくなるほど、自由。

ある日目覚めて、世界が始まる。「僕」と知り合った王様は色んな話しをしながら毎日を過ごします。自分たちはある日大きくて、年月が経つと段々と小さくなっていく。僕は生まれて時は小さくて、段々と大きくなって年を重ねていく。

そんなお互いを不思議がってたり、気が沈みやすい僕に気分転換にと王様は自分の部屋へと招待してくれたり(でも場所は僕の部屋の中なわけですが)

命令して、僕がいうことを聞かなくて怒り出すシーンは個人的にちょっと笑っちゃいます。

結構アクティブな王様なので、時にはサッカーもしちゃったり。そんな王様の言葉に色んな所ではっとなります。

特にお気に入りの場面が中盤、夜空を2人見上げるシーンがあり沢山の星を見て、自分の存在がちっぽけだと言う僕に対して、王様はどこまでも大きくなれる気がすると答えます。

全く反対の考えなわけですが、素敵な発想だなぁと思いました。そして、終盤では時には自分でも想像してみなと怒るシーンに、そういえば、近頃の自分の想像力はどうだったかなと思いふけりました。

最後、王様にとって人生の終わりは存在するのかという話題に触れます。ここでは王様は明確には語りません。

段々と小さくなって、やがて見えなくなっていく、とまでは何度も語ってはいたのですが、それが即ち、人生最後とは言ってないんですよね。

そして王様は何度も言ってるのが「小さくなるほど、自由になっていく」。
深いなぁ、と感じた部分ではあります。

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