夏目漱石の坊っちゃんの読書感想文!何回読んでも面白い名作!


夏目漱石の坊っちゃんの読書感想文!何回読んでも面白い名作!

明治の時代に生きた「坊ちゃん」

小説の舞台は、明治初期。まさに江戸時代が終わり、文明開化の世の中で、主人公の「おれ」がどの様な人生を送るのか、様々な人とのかかわりを通じ成長もしていく読んでいて楽しい小説でした。

「親ゆずりのむてっぽうで、子どものときから、そんばかりしている。」そんな純情で江戸っ子かたぎの坊っちゃんが、東京から中学の先生として、はるばる四国へ。俗な教師の赤シャツ、野だいこ、ちょっと弱気なうらなり、正義漢の山あらしなど、ユニークな登場人物にかこまれて、坊っちゃんの新人教師生活は…!?夏目漱石のユーモア小説の傑作!!小学上級から。
                引用BOOKデータベースより
 こちらは新装版で小学生でも読みやすいようにリライトされています。原文の雰囲気をそのまま読みたい方は他の本が良いと思います。
書籍を購入する場合はできればレビューなどを先にチェックしてから購入すると間違いないです。

物理学校を卒業してから、校長の紹介で四国の中学校に数学教師として赴任することに。

ここで生粋の江戸っ子の「おれ」が宿屋・山城屋に宿泊し四国での生活が始まります。

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「坊ちゃん」の自由奔放さ

主人公の「おれ」が、学校の同僚たちに、次々とあだ名をつける場面は、坊ちゃんらしさ十分の自由奔放さがあります。

英語教師の古賀は「うらなり君」、数学の堀田は「山嵐」、画学の吉川は「野だいこ」、教頭は「赤シャツ」、校長は「たぬき」。

他の人から何を言われようがお構いなし。自己流を押し通すところは、都会から田舎に来た人のプライドの様な面があったのでしょうか。

いわば、現代でもあり得る、都会の人が田舎者を蔑む態度を取るのと同じシチュエーションに感じました。

そして、次第にこの自由奔放さと職場の教師たちはそれぞれに解り合える仲になっていく場面もまた興味深いものがあります。

「赤シャツ」は「おれ」を手なづけようし、釣りに誘ったり、赤シャツと野だいこから山嵐が悪い奴と言われたり、現代社会にもある人間関係が凝縮されている場面も数多く出てきます。

「坊ちゃん」の度胸

主人公の「おれ」が、山嵐から紹介された宿を訳があって追い出されても、動揺せずに生きていけるところ。

また、そもそも、赴任先が四国に決まり、四国に到着した時も、「おれ」は宿の手配など何もせずに、切符だけ買ってやってきた場面。

それが当時の赴任というものかもしれないのですが、情報も無く全く未知の世界に飛び込んでいく「おれ」の度胸はとても興味深いものです。

現代であれば、行き当たりばったりの人は旅館でも受け付けてもらえないかもしれませんが、それもこの時代の特徴なのでしょう。

そして「おれ」の新しい下宿先でも、様々な事件が発生し、いろいろな人間関係に巻き込まれつつも、「おれ」のポリシーを持った言動は、現代にも参考に出来るものが多くありました。

結局、最後に「おれ」は辞職し東京に帰るのですが、この四国での経験を踏まえて、「おれ」はどの様な場所でもたくましく生きていける人物なんだろうと思いました。

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