ハイペリオンという今までになかったSF物語!SFが好きでなくてもはまる傑作!


ハイペリオンという今までになかったSF物語

七人の巡礼者の物語からはじまる謎

ハイペリオンはアメリカのSF作家である著書ダン・シモンズの長編小説で4作で構成されておりハイペリオン、ハイペリオンの没落、エンディミオン、エンディミオンの覚醒と続きます。
物語はハイペリオン、ハイペリオンの没落で一旦区切られるのでなかなかの長編小説なので、この二作だけでもかなりの読み応えです。

この小説は七人の巡礼者の物語から始まります。

28世紀、宇宙に進出した人類を統べる連邦政府を震撼させる事態が発生した!時を超越する殺戮者シュライクを封じこめた謎の遺跡―古来より辺境の惑星ハイペリオンに存在し、人々の畏怖と信仰を集める“時間の墓標”が開きはじめたというのだ。時を同じくして、宇宙の蛮族アウスターがハイペリオンへ大挙侵攻を開始。連邦は敵よりも早く“時間の墓標”の謎を解明すべく、七人の男女をハイペリオンへと送りだしたが…。ヒューゴー賞・ローカス賞・星雲賞受賞作。                引用BOOKデータベース

舞台は今はもう無き地球から脱出した人類によって、テラフォーミングされた星々の人たちのお話です。

人工知能(テクノコア)がなくては生きていけない依存状態の人類は滅亡の時を迎えようとしていました。

人類にもテクノコアにも予測不可能なほしハイペリオンにある「時間の墓標」という遺跡。

その場所の謎を解くことこそが人類が滅亡の危機から逃れられる手段だと考えた連邦は七人の巡礼を選びハイペリオンに派遣するという物語。

この物語は、七人がなぜ巡礼に参加したかなどの個々の物語により謎が解き明かされていく。

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一人一人の物語だけで一つの本が出来そうな魅力

この物語に出てくる七人の人物が自分の過去、そしてなぜ巡礼に参加したのかをハイペリオンに向けて旅をしながら語るというものなのですが、その個々の話が濃く壮大で、読んでいて圧倒されていきます。

しかし一作目のハイペリオンでは、なぜその七人の過去が「時間の墓標」という人類の謎に結びつくのかは七人が物語を語り終えてもすべては解き明かされません。

ハイペリオンの没落ででてくるもう一人のキーパーソン

一作目のハイペリオンで七人の物語は語り終えられます。

なかなかずっしりとした長編ですが、一作目を読み切っても謎は謎のままです。

しかし二作目のハイペリオンの没落で出てくるジョセフ・セヴァーンという人物により少しづつ点と点がつながっていくのです。

あまりに壮大な話なので、一度読んだだけではなかなか理解できないところもあるSF小説です。

しかしこの作品が発表された1989年に人類が人工知能に支配され、また情報に支配される世界を描き上げたダン・シモンズは天才だなぁと思いました。

ちなみにこの作品は、「涼宮ハルヒの憂鬱」というアニメに出てくる長門というキャラクターが読んでいる本でも有名です。

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