スポンサーリンク

恩田陸「ネバーランド」を読んだ感想!男子校の寮での7日間の物語

Pocket

恩田陸「ネバーランド」を読んで感じたこと

恩田陸はデビュー作が学園物だったという理由もあるのか、学園物、特に高校生を主人公とした作品が多くあります。ネバーランドは比較的初期の頃の作品(2003)ですが、様々な要素が織り込まれているので展開がとても面白いです。

魅力の一つに、学生が読んでも面白いし、社会人が読むとまるで学生の頃に戻ったような気分を味わえるのが特徴です。

寮生活を通して育まれる友情、恋愛の悩み、両親の悩みなど誰でも抱える悩みを持った高校生達を中心に描かれているので、より登場人物達に感情移入しやすいです。

自分が同じ悩みを抱えていたら、同じように寮生活をしていたらどんな風に過ごすのかなど一つ一つ考えていくとより物語を追うのが楽しくなってきます。自分の学生時代や通っている学校と比較しながら読んでいくのも楽しいです。

スポンサーリンク

シンプルな登場人物で読みやすい。

この作品の特徴の一つとして登場人物がとてもシンプルだということです。回想シーンを除いて、主な登場人物は松籟館という男子高の寮生3名と遊びに来ていた自宅通学生1名だけです。

主な登場人物が4人だけなのでごちゃごちゃして読みにくかったり、いちいち新しい人物が登場する度にある人物紹介があるという事が無いので、淡々とストーリーが進んでいきます。

場所も移り変わる事無く寮内のみで登場人物が動いているので情景も思い浮かべやすいです。でも登場人物が少ないからと言ってつまらないという訳ではなく、軸となる出来事がちゃんとあって4人の絆をよりいっそう強くしているのが伝わってきます。

スポンサーリンク

臨場感が伝わる描写で続きが読みたくなる。

この作品のもう一つの魅力は淡々と穏やかに登場人物の世界が動いていく場面とハラハラするような場面が交代で出てくる事です。

今まで静かだった場面で急にあっと驚くような事があったり、ゲームの中で登場人物の感情が溢れる告白が出てきたりするのでドキドキ感が止まりません。

急展開だったり思いもよらない台詞が出てきたりするので、次はどんな展開になるんだろうと続きを読むのに必死になってしまいます。

物語の内容は伝統ある男子校の寮で年末、冬休みを迎え寮生が帰宅する中様々な事情から寮に残ることになった4人の物語。ゲームはイブの晩に行われた告白、そこからいろんな秘密が明かされていく。

ミステリーとは違いますが、4人それぞれがする告白がどんな内容なのか、またその告白によって彼らにどんな影響を与えているのかというのを考えながら読んでいくとより作品の世界観に浸ることが出来ます。

私がこの作品を読んだのは学生の頃でしたが、私自身の経験にも非常に役立った部分があります。この作品では寮生達の友情や絆が描かれて、友人同士どうやって付き合っていくのかというのも描かれて居ます。

私も短大では寮生で友人達と共に生活していたので、付き合い方を学ぶことが出来ました。友人関係に悩んでいる人にもバイブルとして読んでもらいたいです。

スポンサーリンク

ネバーランドのドラマもおすすめ

ネバーランドはドラマ化され2001年7月から9月までで放送されています。メインキャストはタッキー&翼の今井翼、V6の三宅健、関ジャニ8の村上真吾、生田斗真などジャニーズで現在も活躍中のアイドルが出演しています。ネバーランド Vol.5 [DVD]

 夏休みに帰省せず、男子校の寮に居残ることになった4人の高校生たちが体験するひと夏の出来事をミステリアスに描く。星蘭学園高等部の2年生・菱川美国(今井翼)は、思うところあって夏休みを松籟館という学校の寮で過ごすことにする。ほかにもクラスメートの依田光浩(三宅健)、関西出身の篠原寛司(村上信五)、後輩の岩槻茂久(田中聖)がそれぞれの事情で寮に残った。4人はお互いのプライベートには干渉しないという取り決めをして、共同生活をはじめるのだったが……。
恩田陸原作の青春ミステリーのドラマ化にジャニーズ勢が総出演。今井翼、三宅健、村上信五、生田斗真、田中聖は、複雑なパーソナリティのそれぞれの役柄を等身大に演じていて好感が持てる。顔のアップをひたすらに切り替えしたり、ズームを多用したりといった見せ方は、ファンを満足させることに加えて、いかにも怪しげな雰囲気を高めていて効果的だ。直面する現実を避けるために逃げ込んだはずのネバーランドで巻き起こる様々な出来事からは、謎めいた寒々しさと真夏のカラッとした空気感との微妙なバランスが相まって、独特の雰囲気が醸し出されている。(麻生結一)

引用Amazon

興味のある方は観てくだいね~最近の若手イケメン俳優でもう1回リメイクしても面白いかな?と思いました。

スポンサーリンク