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凶悪(映画)の原作実話ある死刑囚の告白が怖すぎ!先生のその後は?

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「凶悪-ある死刑囚の告発-」ノンフィクションを読んだ感想

よく、ノンフィクション作品に触れる機会はありますが、この凶悪は生々しさが本当にリアルに描かれています。

最高裁上告中の死刑囚が自分の関わった事件でまだ世に出ていないものを告白し、記者を通じて世の中に発信していくという物語です。

これだけ事件を重ねた人の証言をどれだけ信用していいのか?とiいう葛藤の中で無責任な報道は出来ない報道マンとしての責任を感じます。

そして地道な裏付けにより少しづつ見えてきた事件の全体像に迫っていく姿は、本物の刑事の様です。

事件内容として、複数人を資産や保険金目的で殺害したという非常にショッキングなものなので、これだけ罪を犯してなぜバレないのだろうと不思議に思いました。

しかし、その裏には人間の弱さや悩みに付け込んだ手口があったのだと気づきました。

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首謀者は別にいる?

その死刑囚によると、告白する事件の首謀者はいまだ普通に日常生活を送っているといいます。本当かどうかにわかに信じがたいですが、読み進めるうちに告白はリアリティを帯びてきます。

事件の内容として、首謀者である先生と呼ばれる人物は最初は借金に困った人を助けるふりをして、資産を整理(売り払います)します。そして最後は保険金目当ての殺害です。

何千万単位の金が転がりこんでくるとなるや、こうも人は変貌できるものかと思います。不審な死を遂げた人々は、元はといえば自分の身から出た錆の部分もあります。

借金を重ねてしまった事においては同情の余地はありません。しかし、藁にもすがる思いでこの首謀者に助けを求めた挙句に無残な最後を迎えたことを考えると辛いものがあります。

これだけの事件を告発した死刑囚はなぜこんなことをしたのでしょうか?関与した事件が増えれば極刑は免れません。

最後に改心したことで告白する気になったのか、それともいまだにのうのうと暮らしている首謀者への逆襲なのかは本人のみぞ知るところだと思いますが、実際の動機はとても醜いものでした。

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ある死刑囚が告白した”先生”のその後は?

この本が出版されたときにはまだ事件が解決していません、なので少し歯切れの悪い終わり方になります。

しかしながら闇に葬られようとしていた事件が日の目を見て、さらには警察まで動かし捜査をさせるまでの苦労は相当なものだったはずです。

すでに、事件から数年経過しているものもあり、最大の証拠である遺体や物的証拠、言質も取りづらい中で、報道記者一人が裏付けを進めて警察を動かすまでの証拠を積み重ねたのは、報道魂の他なりません。こんなに熱い報道マンもまだまだいたのだと驚くばかりです。

死刑囚が告白したことにより”先生”は裁かれ2010年に無期懲役が確定しています。この本はこの事件を取材した編集部「新潮45」から出版されベストセラーになります。

凶悪-ある死刑囚の告発の原作本はこちら。
【新品】【本】凶悪 ある死刑囚の告発 「新潮45」編集部/編

2013年には映画化もされていて山田孝之さんが主演(新潮45の記者役)凶悪 【DVD】

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