おはよういばら姫3巻のあらすじとネタバレ!

おはよういばら姫3巻のあらすじとネタバレです
「丘の上のおばけ屋敷」と噂のある空澤家の一人娘・志津は、実は「死者の魂を呼び寄せるひょうい体質」。家政婦バイト中の高校生・美郷 哲は、志津に普通の女の子の体験をさせようと、自分の通う学校に連れていくけれど…?
おはよう、いばら姫3巻ネタバレ
志津に自分を大切してもらうためにはどうすればよいか考えた哲は、空澤志信に相談し外の世界にでて地道に少しずつ情緒を育てていくという結論になる。
そこで志津が最も関心をもつ学校にいくことに決めます。哲が勉強を教えていると、学校にも通っていないにもかかわらず、志津は問題を解いていきます。
哲は頑張りたいという志津の成長にうれしく思う反面、自分が志津の母親である早苗からお金をもらっていることに後ろめたさを感じる。
哲が志津が学校にきて友達になり学生生活を送るという想像をしていると、いつの間にか寝ていた志津が「カナト」と入れかわります。
グラウンドをみたいというカナトと運動場へ向かう哲は、そこでサッカー部員を引き連れた部長の上野千尋と出会う。
「次の日曜、このグラウンドで10時半キックオフだからな」と言う千尋に
哲は行かないと答えカナトとともに学校をあとにします。
哲がバイトに入っていない日のこと、志津にはカナトが入っていて”つまらない”と言い家の裏口から飛び出すとちょうど空澤家を訪ねてきた千尋と出会う。
高校三年最後の試合に、弱小だったチームをまとめあげた哲にも出場してほしくて志津に協力してほしいとのこと。
そもそも哲がサッカー部でしかも退部していたということを初めて聞き混乱するカナトは、哲について聞きます。
昔からの幼馴染で、いつも一人だった自分に声をかけてくれたのが哲。そんな哲のお母さんは小学校四年生から入院しており、哲は小さい頃から妹たちの面倒をみて、家事をしていたこと。
中学に入ってからサッカー部に入部したものの、家のこともあり練習に参加にできなかったこと。
そんな日々が続いてたある日、哲ははじめて妹たちの面倒や家事を放棄し、サッカー部の練習に参加します。
帰宅すると、妹である涼が代わりに家事をするもののうまくいかず泣いていて・・哲は「ごめん」と妹たちを抱きしめました。そして哲はサッカー部を辞めようと決意します。
高校に進学した哲と千尋は、試合も上級生優先で、サッカーを純粋に楽しめる部活をモットーとしたいわゆる弱小といわれるサッカー部に入部します。
ただモテたいという理由で入部した同級生もいたサッカー部ですが、哲がみんなをうまくたきつけることに成功し、チームは一丸となり、三年生を迎えようとしていました。
しかし、二年生の夏休みが終わると同時に、哲はサッカー部に退部届を提出します。千尋は、理由はわからないけれど、やめたくて辞めたわけではないと信じずっと哲に戻ってこいと言い続けていたのです。
それを聞きボロ泣きするカナトは、まんまと千尋のさくりゃくにはまり、哲を試合へ連れていくことを約束します。
礼をいう千尋は、「よりによってあいつがアンタのそばにいるのって、なにか特別な理由でもあるの?」と哲と志津の関係を問います。
「まーこれから友達になりたい?みたいな」とカナトなりに哲と志津の関係を伝え千尋と別れます。
その日、志津と志津にとりつく魂たちで協力するかどうかを交換ノートを使って話しあいます。
さまざまな意見がでるなか、志津を守る協力者の一人である「みれい」は、志津自身が決めることを促します。
自分がどうしたいのか、相手にとって何が一番なのか、今まで一緒に過ごしてきた中から答えを見つけなさいと志津にいいます。
考えた末、志津は哲がいちばん笑うのはサッカーをしているときだと思い、哲を試合に連れていくことに決めました。
試合の朝、涼に試合なのに荷物が少ないことを指摘される哲でしたが、なんとかごまかし出かけます。
すると、家の前でカナトが待っていて志津が自分で考え協力することを決めたと聞き、ともに学校へいくことにする。
待っていた千尋と校門前で会う哲は、千尋に「行かない」と告げます。カナトは止めようとしますが・・
ふつうに考えて半端者の自分がいったら迷惑になるし、例え自分が試合に出たとしても仲間と笑いあえないと哲は言い帰ろうとします。
その先には涼が不機嫌に立っていました。哲がサッカーをやめていたことを知った涼は理由を聞きますが、哲は涼には関係ないと突き放してしまいます。
関係ないと言われた涼は、思わず持っていたカバンを哲へ投げつけようとしますがそれを見て志津が自らカナトと入れかわり、哲をかばいます。
動揺する涼でしたがこの先ずっと哲のおかげでやってこられたことを感謝しながら生き続けなければいけないのか?お兄ちゃんを犠牲に一人前になれたと今にも泣きそうな表情で「そんなもの頼んでない!」と叫び走り去っていきます。
残された哲と志津。哲は何が正解だったのかと苦しそうな表情でつぶやきます。サッカーの試合にでることが良いと思った志津ですが・・哲の苦しそうな顔をみて間違いだったのではないかと考えてしまう。
あの試合が終わって一か月がたったある日のこと、涼にはばれたもののなぜか家族にはバラされることなく平和に過ごしていた哲、いつも通り志津の世話をしに空澤家別邸を訪れますが志津は用事があるといってハルさんと交代していました。
時には何かを捨てて他の何かを優先するときがくるとハルさんにはげまされた哲でしたが、帰り際、裏口にて以前からハルさんに代わってほしいと言っていたみれいさんに出会います。
みれいさんは、いつか志津と別れるつもりなら千尋からの連絡に答えたらダメと哲に忠告する。
そして、幼稚で浅はかでひとよがりな考え方で自分の首を自分で絞めていると哲のやり方を否定します。
一学期の終業式の日、みれいさんの言葉が気になる哲は千尋に声をかけようとするが声をかけそびれる。
一人帰宅途中、突然かかってきた電話に驚いてみれいさんの忠告を聞いていたのにも関わらずでてしまう。
案の定、電話先の相手は千尋で
「空澤志津はあずかった。返してほしくば、送るメールの指示通りに行動しろ」と。
送られてくる指示に振り回されるされる哲でしたが、行き着いた先にはサッカースタジアムでカナトと千尋をはじめとしたサッカー部の面々が整列して哲を待っていました。
三年サッカー部員の引退セレモニーのため、すぐにユニフォーム姿に着がえさせられカナトに背中をおされみんなのもとへ向かいます。
自分は楽しんでいいのかと戸惑いながらも、哲は仲間とともにサッカーをプレイします。観戦していたカナトは、宿主である志津に自分で出てきて応援してあげなよと問いかけます。
これは志津が自ら千尋たちに協力を頼みみんなで考えた計画だったのです。今まで人と触れ合ったことのない志津は初めて出会ったときの哲の笑顔とサッカーをしているときの笑顔は違うと感じていました。
そして志津はあの笑顔をもう一度みたいと思い、今回の計画を提案したのです。
志津が「がんばれー!」と応援すると同時に哲はゴールを決め、志津にあの笑顔を向けます。試合終了後、「カナト!」と飛び込みますが志津であることに気づく哲。
そして、志津は哲が笑っている姿が大好きであると哲に伝える、ここで4巻に続きます。
おはよう、いばら姫3巻を読んだ感想
さて、三巻を読み終えて一言…志津ちゃん健気!(´;ω;`)ブワッ!
今回、志津は初めてハルさんやカナトくんたちに協力してはもらったものの、自身で考え行動しました。
自分で千尋たちに協力を頼みにいきましたが、そりゃこんなかわいいくて健気な子ほっとけませんよね!
みれいさんの「いままで過ごしてきた中から答えを出しなさい」という言葉が今回の志津の成長につながったのではないでしょうか?
そして、哲くんへの「ひとりよがりな考え」に対する一言も的を射ていて、哲くんに突き刺さる言葉でしたね。
みれいさんの一言って厳しいですが、聞き流せないものが多いですね。彼女の過去が気になります。
気になると言えばもう一人、ハルさんの過去も気になります。哲は間違っていないと励ましてくれたわけですが、ハルさん自身も生前、何かを捨てて他の何かを優先したことがあったのかもしれませんね・・
哲くんとサッカー部員たちとの確執が解消されたのはいいけどスタジアムを借りたのは志津だといいます
スタジアム貸し切りっていくらなんだろ…?お金はどうしたんでしょうか?志津のパパに見つかったら大変なのではと余計な心配をしてしまった(汗)
経済的な事とかも徐々い明らかになるのかもしれないですね~
考察はこのへんにして、「おはよう、いばら姫」は絵が本当にきれいで表情がとても丁寧に描かれているように思います。
それに本筋に影響がないので、ネタバレには書いていないのですがちょくちょく哲くんや志津たちの日常が描かれていてクスッと笑えるおもしろい漫画でもあります。
3巻の巻末では、「美郷哲の本当にあった怖いではなく、ひどい話」というサブタイで、スキンシップの多いハルさんと接している中でブラをしていないことに気づく哲くん。
本人曰く、ファーストキスよりもエグい体験をさせられたとなげきます。哲くんうらやまけしからんのです。
まぁ、この後みれいさんにこっぴどく怒られてしまうのですが、このようにシリアスだけでなく日常パートもあっておもしろいです。恋愛漫画かと思いきやまさかの「ホラー」?ぜひ読んでみてくださ~い。
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