おはよう、いばら姫5巻のあらすじとネタバレ!哲の母親の意外な秘密?


おはよういばら姫5巻のあらすじとネタバレ

「丘の上のおばけ屋敷」と噂のある空澤家の一人娘・志津は、実は「死者の魂を呼び寄せるひょうい体質」。父親に病院へ入れられそうになったところを美郷 哲に助け出され、二人は哲の祖父が営む民宿に「かけおち」することに。そこで意外な事実が判明して…?

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おはよういばら姫あらすじとネタバレ

前巻で病院へ入院させられそうになった空澤志津を家から連れ出すことに成功した美郷哲は、もともと家族で行く予定だった哲のお母さんの実家が営んでいる海の民宿へかくまってもらいます。

哲の祖父は厳しいのですが、哲の真剣な説得で仕事を手伝うことをしっかり哲の父親・美郷徹と相談し、志津の両親と話し合うことを条件に泊めてもらうことになります。

海の家で働いていた二人は、休憩時間となり志津と入れかわったハルさんと哲は海辺で休みます。自分がやっていることは正しいのかと愚痴をこぼす哲。

それに対して、泣いている志津を初めて見たというハルさんは哲がただ金欲しさに志津へやさしくしていたわけではなく、志津のことを本当に思っていろいろ努力してくれていたことを知っていると哲をなだめます。

ハルさんは自分(哲)に甘いと思う哲ですが、自分の話を真剣に聞いて受け止めてくれるハルさんに恋とは違う人間としてハルさんのことが好きだと思いのたけをぶつけます。

そんな哲にうれしく思うハルさんは仕事へ戻ろうとすると急に倒れ、志津と入れかわります。

その日の夜、哲の母親・アキの部屋しか空きがないため志津と一緒に寝ることになった哲は、自分がなぜお金をほしがっていたのかを志津を打ち明けます。

あらたな登場人物

みれいさんとは、美郷玲(みさと あきら)こと哲の母親だったということ。

おじいちゃん:海の家の民宿を営む。厳しい一面もあるが、孫に対して思いやりのある人。

空澤貴志:志津の実の父親。

哲の母親の秘密がようやく明らかになる?

哲の母親・アキは哲が10歳のころに哲を迎えに行く途中で事故にあい8年も病院で眠り続けているそうです。

そしてある日、アキの実家にみなで帰省しているときにアキの延命措置を続けるかどうかが話合われる。

娘を楽にさせてあげたいといいつつも決定権をもつのは夫である徹だという祖父と覚悟が決まらず一年考えることにした父が話し合っているところを聞いてしまった哲。

哲はサッカーも勉強も捨てて母を助ける覚悟を決めたそうです。しかし、志津と同じ時間を過ごしていく中で、つらい状況であろうと人を傷つけていい理由にはならないと気付く。

志津が人から好かれるものを沢山もっていること、そしてこれからそれに惹かれる人がたくさん現れることを証明するためにも二度と同じ過ちを繰り返さないと誓います。

そして次の日、事態を聞きつけ涼、鈴、あとから駆け付けようとして見つかった千尋を連れた父・徹と祖父と哲の三人で話し合いが行われます。

すべての事情を話し、志津の話も聞いて志津の母親・早苗とも話し合うということで志津の話に折り合いをつけます。

祖父は折り合いがついたところで他所の事情より孫が勉強も夢もあきらめて働いていることは見過ごせないと言い出し、哲がきたときに父が祖父から借りていたお金を返すと言って渡した通帳を徹にみせます。

通帳の額をみて驚く徹でしたが、そもそもの問題は哲がなぜ大金を稼ぎだそうとしたのかと祖父は指摘します。

お金が増え始めたのは去年の秋、つまり帰省したときに祖父と徹の会話きいた時期で、察した徹は哲が知ったことを話してくれれば哲がここまでする必要がなかったと怒ります。

それに対して、仮に話していたとして本当にそれで解決したのかと反論します。いろいろな人からお金を借りたり夜勤を増やしたりして父だけががんばらなくても自分でも力になれることを証明し母を助けたかったと哲は自分の覚悟を示します。

祖父は、自分(哲)を迎えに来たことで母をあんな目にあわしたことに対して、意固地になっているだけではないかと哲を諭します。

そこへ三人の話を聞いていた志津が祖父に「おじいさんのおたんこなす!!!」と叫び、哲はただ大好きな人に笑っていてもらいたくて大好きな人のために頑張っていたのだと涙を流しながらいいます。

席をはずす哲と志津。無神経なことを言った祖父に怒る涼は今まで何も気づけなかったことをなげく父・徹にみんなで幸せになれる方法を探そうと泣きつきます。

志津は自分がいままでやってきたことは母を苦しめていたのだろうかと落ち込む哲を、もし本当に亡くなったとしても自分(志津)を使えば会えると励まします。

哲は「バカ!!」と志津を一喝し、海の家へ戻っていきます。哲に志津のことを頼まれた千尋は志津のもとへ向かい、怒られたことにひどく動揺している志津をみて笑います。

話し合った結果、母・アキのことで隠し事をしないということ、ひとりで抱え込まないという約束をもとに家族それぞれができることを協力しあって治療を続けることになります。

しかし、哲が進学するか、就職するかどうかは別問題で哲の将来については保留となる。昼すぎ哲に怒られたと思った志津はみれいと交代し、哲とともに庭の掃除をしていると志津の母・早苗がかけつけてくる。

涼が昼時から様子がおかしかったという鈴がいなくなりみなで探すこととなります。父・徹たちにも知らせると学生時代、友達同士だったアキと早苗はよく近所の山にある神社にお参りにいっていたという。

そこはご利益があって願い事がかなうということを子どものときに話したことがあり、それを覚えていた鈴は神社へ向かったのではないかと考える。

哲は道を知っている早苗といくことにします。一方で鈴は予想通り神社にお参りにいくため山を登っていた。

道に迷いかけたところで鈴の様子の異変にいち早く気づいていたみれいは、なぜか道を知っているといい、鈴と神社へ行くことにします。

山を登る哲と早苗。早苗は子どものことがなんでもわかる哲の母・アキのような母になりたかったのに、いざ志津と向き合うと足がすくんでしまうと弱音を吐きます。

そんな早苗に哲は、ではなぜ志津を追いかけてきたのかと問います。志津が生まれた頃のような幸せな家族に戻りたい。

志津の幸せを願う母親になりたいという早苗に、哲は一人では怖くても二人なら大丈夫と手をさしのべます。

神社で雨宿りしていたみれいと鈴をみつけた哲は、二人にかけより鈴の面倒みてくれたみれいに対して礼をいいます。

その様子をみていた早苗に対して、みれいは「志津じゃないけど、どうする?」と問いかけると迷わず大泣きしながら「志津」を抱きしめます。

おはよう、いばら姫。みれいさんが母親?

そしてみれいは「がんばったね、早苗ちゃん」と笑顔で抱きしめるのでした。

哲の祖父宅へ戻った哲たち。みれいは「おばさん」と声をかけてくる千尋に、玲(アキラ:哲の母親の名前)と言い直させ、助けてあげたい友達がいるといって哲たちを引き付けておいてくれと頼みます。

そして、みれいは空澤志信から預かった伝言を早苗に言い渡します。

それは志信さんが先陣をきって志津を演じ、それが逆に志津と早苗との溝を深めてしまったこと。

志津は多重人格障害ではなく、ひょうい体質であるといった真実を語ります。

また、「みれい」が「玲」であるということも明かし、哲に取引を持ちかけた理由をたずねます。

見返りがないと自分など助けてくれる人なんていないという早苗を「助けにきたでしょうが!」とひっぱたきます。

泣き崩れた早苗をなぐさめるアキは、志津が早苗を親として愛することができなくなっていると告げるが、それでも志津と一緒にいて守る覚悟ができたと決意を表します。

哲たちには会わないのかと聞くと、少しでも「志津」を母である玲と会うための道具と思ってほしくないといいます。

ひょういが解けることを察したアキは、ひょういが解けた瞬間倒れないよう早苗にハグを頼み、早苗には支えてくれるひとがそばにいることを忘れないでと告げて志津と入れかわるのでした。

その日の夜、みなで花火をすることとなり、哲たちと楽しそうに花火をする志津をみていた早苗は、志津にもう何日か滞在させてもらい志津がよければもう一度本邸で一緒に暮らすことを提案します。

返事はすぐでなくていいといって、夫である貴志のもとへ向かいます。そして、早苗は貴志と話し合い、帰ったら志津とも話し合うという貴志は不敵に笑います。

志津の父と祖父(空澤志信)の確執?

海の家から空澤邸にかえってきた志津と哲。帰っているはずの早苗さんが出迎えてくれないことを変に思い、疲れている志津はリビングへ哲は二階を探しにいきます。

リビングの扉をあけた志津の前にいたのは志津の父である貴志でした。貴志は、早苗を二階の部屋に閉じ込め、志津を病院にいれる考えは変わっていなかったのです。

それを聞いた志津は、哲たちと会えなくなるのはいやだしそれに自分を大切にすると決めたから病院へはいかないといいます。

父親のいうことが聞けないのかとおどすと、志津にとって生みの親は貴志であるけれど今日まで自分を育ててきてくれたのは空澤志信であると告げます。

その名を聞いた貴志は、突然豹変し志津を無理やり連れて行こうとしますが二階で大きな音がしたのです。閉じ込められている早苗を助けようと哲が扉を壊そうとしていたのです。

それを聞きつけ、志津を連れて二階へ上ってきた貴志に哲は”志津がいったいアナタになにをしたのか”と怒りをあらわにします。

なぜ志津一人に今まで積み上げてきた人生を壊されなくてはならないのだという貴志。その答えにあきれた哲は「もういいです。アナタが志津さんから奪い続けるなら、俺が全部奪い返す」と叫びます。

と同時に部屋の鍵がついに壊れ、部屋から慌てて飛び出す早苗。そして、哲に手を出そうとする貴志。

志津がとめようとし二人(志津と貴志)は体制を崩し階段を落ちそうになります。手を伸ばす二人でしたが、急いでかけつけた早苗が手に取ったのは自分の娘である志津でした。

空澤貴志と早苗の出会いと過去

階段から落ちながら貴志は過去を振り返ります。志津の父・貴志は当時の空澤家当主あった志信さんの遠縁にあたる子だったそうです。

志信さんは名前に「志」がつくことにこだわっていましたが、残念ながら志信さんの息子夫婦は子宝に恵まれなかったそうです。

そこで遠縁であり、名前に「志」がつく貴志を貴志の両親に多額のお金を渡して養子にしました。

それからというもの、空澤家次期当主として周りから完璧を求められ、苦痛を強いられたそうです。

志信さんの死に際、貴志は述べました、「おじいさま、私はアナタを恨み続けます」と。この一言が、志信さんが霊としてさまよい続ける理由でした。

早苗とは、学生時代、電車を待っているときに声をかけてきてくれたことがきっかけだったそうです。

空澤家の跡取りというだけで寄ってくる者たちとは違って、空澤という名前にとらわれず純粋に貴志をみて好意を寄せてくれた唯一の女性でした。

早苗と交際を始め、やがて生まれたのが志津でした。そしてある日豹変したり暴れだしたりする志津を怖れた早苗を貴志は守らなければいけないと思い、志津を別邸へ追いやったのでした。

夢から目覚める貴志、貴志は病院にいて早苗がそばに付き添っていました。貴志は唯一自分を好きになってくれた早苗が一番大切だと思っています。

早苗にとっては貴志と同じくらい志津も愛していると思いを伝えます。

思いを聞いた貴志は、志津のことは好きにするといいと許し、しばらく家に戻らず考える時間をくれとそっぽをむいていいます。

早苗は、帰りを待っていると答えようやくいびつながらも空澤家は一つになることができました。

後日、哲は志津が本邸に移ることになったので志津と入れ替わっている志信さんと荷造りをします。志信さんは今回の一件、協力してくれた哲にお礼をいいます。

志信さんの妻は志穂子といって、厳しい時代でも明るく素敵な方だったそうです。そんな彼女と志信さんは互いの名前にはいっている「志」に「健やかで幸せな人生が送れますように」と願掛けをしたのでした。

しかし、戦争から帰ってきた志信さんには、息子とその誓いしか残っていなかったという。この世に志穂子がいた証を残したいという思いが貴志を苦しめ、結果的に志津にもつらい思いをさせてしまったことを後悔します。

手伝いが終わり、哲を見送りながら、少しずつ志津のなかにいられる時間が少なくなっていっていることを感じ、別れのときが近いと悟るのでした。

おはよう、いばら姫5巻を読んだ感想は2ページ目でどうぞ

おはよう、いばら姫5巻を読んだ感想

ようやく、志津が家族の一員として本邸にもどることになりましたね。それにしてもまさか、みれいさんが哲のお母さんだったなんて!

全然わからなかったですね~でもなんで「みれい」なんですかね?とくに意味とかないんでしょうか?

あと志津のなかにいられる時間が短くなっているということ。

休憩時間のハルさんのときや最後の志信さんの語りのシーン。

今までは、「空澤志津」は空っぽでそこにハルさんや志信さん、みれいさんにカナトくんが穴埋めしていたんでしょうね。

ですが、哲くんや他の人たちと関わっていくうちに「空澤志津」に志津という色を取り戻していっているんでしょうね。

志津と両親との確執がなくなり、次は志津を守る協力者の4人の過去を掘り下げ哲くんと志津が成仏させていくことになるのかな。

一番過去が気になるのはやっぱりハルさんかな?娘がいることが判明したわけですが…。なぜいまだに成仏できていないのか気になるところですね~

今回は思わずジーンと目が熱くなるシーンが多かったですね~特におじいちゃんと徹さんと哲との話のなかで玲さんの延命措置をつづけるかどうか。

哲がすべてを捨ててでもお母さんを守りたいという気持ちに感動しました。

また、哲くんと志津の父である貴志とのやりとりのなかで、

「アナタが志津さんから奪い続けるというなら、俺が全部奪い返してやる!」という哲のセリフにはしびれました。

哲くん、志津のこと好きすぎです!志津も段々表情が増えてきましたし最後の父への反論では成長をみることができましたね。

しかし、成長をみせるたびハルさんたちとの別れが近づいていると思うと泣けてきます。もっとみんなとの日常パートがみてみたいですね~

少ししんみりしてしまいました、5巻の番外編ですが今回哲が志津を家から連れ去っておじいちゃんの家にかくまってもらい、結果的に「かけおち」という形なったわけですが・・

なんと哲の父である徹さんも玲さんを連れてかけおちしたそうです。哲が志津をつれてきたときにおじいちゃんが「何もこんなところまで親と似なくても…」といったり、

話し合いのなかで「徹くんもかけおちされる側の気持ちがわかっただろう」と言ってましたしね。

徹さんのお父さんが経営しているつぶれかけの会社を手伝い玲さんは徹さんと一緒になる道を選んだようですね。

玲さんは自分には何もないけれど、幸せに育ててもらった分今度は自分が好きになった人を幸せにしたいと話します。

そんな玲さんをみて、子供には絶対こんな苦労させないと決めたそうです。なんて献身的な奥さんなのでしょう。

徹さんのなんでも一人で抱えようとしてしまう性格と玲さんの献身的な性格をもったのが哲なのかもしれませんね。みんなが素敵な家族になれればいいなって思います。

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