たけしの家庭の医学12月4日脂肪肝に大豆が効果あり?1日の摂取量は?
名医とつながるたけしの家庭の医学老化ストップ冬の2大食材&便秘解消ポーズ12月4日火曜日19時から21時48分放送.
脂肪肝を改善する食材に詳しい愛知医科大学病院の角田圭雄先生が教えてくれました。
肝臓の老化を止める食材は?
今から忘年会など何かと飲む機会が増えますよね。体の中で最も大きな負担を受ける臓器といえば肝臓です。健康な肝臓の表面はツルツルしていて色もほんのりと赤い。
食べ過ぎ飲み過ぎを繰り返すと肝臓にベタベタと脂肪が溜まり始めるいわゆる脂肪肝という状態になります。この肝臓になると肝臓全体が脂肪で白っぽくなり、これを放っておくとゴツゴツの状態になります。
近年の研究で脂肪肝の予防・改善効果が期待されるスーパー食材がわかってきたのです。その食材とは大豆です。大豆に関する最新情報をお伝えします。

大豆とは枝豆の種子が成熟し乾燥したもの、豆腐/味噌/納豆/豆乳などの原料としてなじみ深い食材です。
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脂肪肝の改善効果が期待できる大豆
脂肪肝を改善する食材に詳しい愛知医科大学病院の角田圭雄先生にお話を聞きました。
最新の研究によると大豆に含まれる成分を取ると肝臓の脂肪が減ることが分かってきています。
東京大学が行った最新の研究によると、高脂肪食を与えたマウスと、高脂肪食+大豆の成分を加え与えたマウスの肝臓を比較すると、ある食材の成分を加えて与えたマウスの肝臓の脂肪が70%少ないという結果になりました。

実際、人間ではどうなんでしょうね?
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大豆農家さんの肝臓の脂肪は?
では、大豆をよく食べている大豆農家さんの肝臓の脂肪はどうなっているのでしょうか?
60代から70代の大豆農家の奥様の脂肪の量を調べてみました。
やはり大豆農家ということで大豆は日常的によく食べられているそうでほぼ毎日日常の料理に取り入れて摂取しているとのことです。
ボールに入った生の大豆などを煮豆にしたり、水と一緒にミキサーにかけてペースト状にして味噌汁に入れたりとかなりの量を1日食べています。
特殊な機械フィブロスキャンで肝臓の脂肪量を測ったところ、大豆農家の奥様の肝臓の脂肪量は5%以下でした。基準値目安→(肝臓の脂肪量5%以下ならOKで5%以上なら脂肪肝)
大豆の成分の何が脂肪肝を改善させるのか?
大豆に含まれているたんぱく質が肝臓から分泌される、肝臓の脂肪を減少させるFGF21を増加させることが分かっています。
FGF21は肝臓の余分な中性脂肪を燃焼させると考えられています。
よって大豆は脂肪肝の改善効果が期待されるのです。
FGF21の改善効果
脂肪肝、血糖値、中性脂肪値、コレステロール値、などの改善効果もあるということで注目を集めています。
大豆をどれだけ食べれば脂肪肝は改善するの?1日の摂取量は?

大豆が脂肪肝に効果があるのは分かりましたがいったいどれだけ食べれば良いの?いくら何でも大豆づくしで毎日じゃちょっとつらい…。
大豆に含まれるタンパク質が肝臓や内臓の脂肪を減らす効果があることはわかっていました。

どれぐらい大豆を食べれば脂肪肝の改善効果があるFGF21という成分が出るのかということですが、実は今現在研究中ではっきりとはわかっていないそうです。
そこで肝臓に脂肪の少なかった5%以下の北海道の大豆農家の奥様、駒谷さんはいったいどれぐらい食べていたか確認してみましょう。
一般の人と駒谷さんと実際の大豆の量で比べてみると、
豆腐、油揚げ、味噌などを大豆の量に換算すると一般の人は1年間で約9 kg。
大豆農家駒谷さんは1年間で約54kgも食べていました。一般の人の約6倍、1日に換算すると約150g食べている計算になりますが、角田先生曰くそこまで食べなくても大丈夫とのことです。
脂肪肝の予防改善効果が期待できる大豆の量を研究した論文によると、1日およそ100g(計量カップ1杯)を食べれば脂肪肝の改善効果予防に期待ができるのではないかと考えられています。
健康に気を使っている一般モニターが肝臓の脂肪量を測定してみると・・
脂肪肝は暴飲暴食をしている人しかならないと思っていませんか?実はそこに大きな落とし穴があるのです。
健康に気を使っている40代60代の男女8名のフィブロスキャンという最新鋭の機械で肝臓の脂肪量を測定しました。
機械は脂肪の量を正確に測定でき、基準値は5%で5%以上だと脂肪肝となります。
BMI =体重÷身長÷身長、BMI指数25以上で肥満となります。
中川格さん(69歳)
中川さんは、BMIの数値が24の標準体型
毎日40分前後のウォーキングをしている中川さんお菓子はお酒を飲んでいたがここ数年は全く飲んでいないということです。しかし測定したところ、肝臓の脂肪量は20%、脂肪肝だとわかりました。
43歳2児の母親斉藤さん
斎藤さんはBMI数値23と標準体型です。
基本的に家族が健康で過ごせるように一週間の中でお肉ばっかりにならない、お魚をできるだけ摂り入れるなど食事のメニューには気をつけているそうです。
しかし機械で測定してみると肝臓の脂肪量は60%以上という結果になりました。
肝臓が1.5kgだとすると1kg以上は脂肪という計算なります。すぐに健康被害が出るわけではないが要注意の結果とのことです。
健康に気を使っていても意外に多いことが判明

実際今回測定した8人中5人が脂肪肝と測定されました。健康に気を使っていても脂肪肝の人は意外と多いのです。
この溜まった脂肪こそ健康長寿を邪魔する諸悪の根源と言われています。
脂肪肝になった人のうちおよそ約20%が10年以内に2型糖尿病を発症。そのまま放置しておくと心筋梗塞や脳梗塞の発症リスクが2倍、男性は大腸がんのリスクが約2倍、女性の場合は乳がんのリスクが約2倍になることも確認されています。
大豆1日100gで脂肪肝はどこまで改善する?脂肪肝改善検証
肝臓の脂肪量が60%約1 kgの脂肪と測定された主婦の斉藤さんが、脂肪肝改善検証をしました。
脂肪肝改善検証をするにあたり斉藤さんは普段同じものを食べているという斉藤さんのご主人も同じように肝臓の脂肪量を検査しましたが驚くことにご主人は基準値の5%以下でした!
一体どういうことなのでしょうか?
同じものを食べているかと思いきや…一人でラーメンを食べたりと違いはありました。

斉藤さんはラーメンが好きで週に2~3回ラーメンをスープまで飲みきるそうです。これが肝臓に脂肪を溜め込んでいる理由の一つなのかな?
油揚げなど大豆製品をどう組み合わせれば大豆100gになるか?
食品に含まれる大豆量
- 納豆1パックの大豆の量はおよそ25g
- 豆腐一丁豆腐一丁の大豆の量はおよそ80g
- 油揚げ一枚の大豆の量はおよそ7g
- 味噌汁いっぱいぶんの味噌に含まれる大豆量はおよそ5g
- 調整豆乳はコップ一杯200mlで12g
これらの大豆量を参考に1日100g摂取します。
果たして斉藤さんの脂肪量はどうなったのでしょうか結果は?
斉藤さんは1日大豆100g一週間摂取中は、ラーメンと晩酌を控えました。
検証前は60%以上脂肪量がありましたが、1日大豆100g一週間摂取後は基準値である5%以下になりました。

1週間1日大豆100g食べるだけで肝臓の脂肪量が減るんですね。
お豆腐屋さん直伝簡単おからサラダの作り方
番組内で教えてくれたレシピです。
- 煮込んで柔らかくしたものをミキサーでペースト状にします。
- それを布巾でこして豆乳とおからを作ります。
- おからに、ベーコン、きゅうり、玉ねぎを合わせます。
- そこにマスカルポーネチーズを加えます。
- 塩コショウで味付けをします。
ポテトサラダのじゃがいもの代わりにおからを使うアレンジですね。

健康のためには頑張って大豆製品を食べろと言う事ですね。
関連記事:たけしの家庭の医学12月4日老化ストップ食材!見逃し配信は?
大豆パウダーはどこで買える?おすすめレシピ本

大豆の水煮はスーパーに売ってあります。大豆パウダーもスーパーに置いてあると思いますが、近くのスーパーにない方はネットが便利かもしれませんね。
美味しい大豆粉のレシピが商品の裏に載っています。パウダーなら手軽にポテトサラダもどきも作れますね。
お肉の代わりにそのまま使える大豆のお肉(ブロックタイプ)、湯戻し不要で使えるのでとても便利です。
おすすめレシピ本
順天堂医院が監修しているレシピ本で肝臓病の悪化を防ぎ改善するメニューが300種掲載されています。中身を読みましたが、大豆を用いたレシピだけでなく野菜や魚介との食べ合わせのレシピなども載っているので参考になりますよ。
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*この記事の情報は2018年12月6日現在のものです、詳細は必ず公式サイト等でご確認下さい。
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